技術登録内容
1.登録申請者
会社名 | 旭有機材株式会社 |
---|---|
郵便番号・住所 | 〒882-0032 宮崎県延岡市中の瀬町2丁目5955番地 |
担当部署 | 発泡材料営業部 樹脂事業部 |
電話番号 | 0982-35-0880 |
FAX番号 | |
eitaro.toba@asahi-yukizai.co.jp | |
ホームページURL |
2.技術の名称等
技術の名称 | ウレタン系湧水抑制材『Stronger』 |
---|---|
開発年(西暦) | 2017年 |
開発体制 | 共同(民民) |
共同研究者 | フジモリ産業株式会社 |
開発会社 | 旭有機材株式会社 |
開発会社と申請者の関係 | 社員 |
県産品 | ○ |
3.技術の分類
区 分1 | 県内関連技術 |
---|---|
区 分2 | 材料 |
分 類 | トンネル工 - トンネル工(NATM) - 補助工法 |
4.キーワード
項目 | 環境の保全 / 県産資材の利用促進 |
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5.国土交通省への登録状況
申請地方整備局名 | 登録年月日 | 登録番号 | 評価結果 |
---|---|---|---|
KT-210046-A |
6.特許等
特許番号 | 実用新案番号 |
---|
7.制度等による証明
証明機関 | 証明番号 | 証明年月日 | |
---|---|---|---|
建設技術審査証明事業 | |||
その他 |
8.活用の効果
従来技術名 | 掘削補助工法に用いるシリカレジン注入材 |
---|---|
経済性 | 低下 (68.43 %) |
工程 | 短縮 (1.89 %) |
品質・出来形 | 向上 |
安全性 | 同程度 |
施工性 | 同程度 |
環境 | 同程度 |
9.特徴
①何について何をする技術なのか?
・掘削補助工法に用いるウレタン系湧水抑制材
②従来はどのような技術で対応していたのか?
・掘削補助工法に用いるウレタン系シリカレジン
③公共工事のどこに適用できるのか?
・トンネル工事
・薬液注入工事
④その他
【技術概要】
・A液とB液の混合により反応固結する材料で、水と接触せずに反応した場合は気泡のない高強度(60MPa以上)な固結体を形成し、水と接触し反応した場合は発泡固結する
・地盤改良による補強効果とともに、トンネル周囲に遮水ゾーンを形成することが可能である
・「小土かぶり部などの河川・沢直下」や「破砕帯」などの出水帯において特に効果を発揮し、地質や湧水による掘削への影響を予防し、切羽作業の安全を確保するリスクマネジメントとなる
【技術特長】
A)止水・減水性能に優れる
・水と接触して発泡固結するため、水中での反応性が良く水みちの充填閉塞が可能
・疎水性を有し、高粘度かつ反応時間が早いため、湧水抵抗性に優れる
・圧力管理を併用することで被圧された地下水に対しても高い減水効果を発揮する
B)地山改良効果に優れる
・溶液型のため、微細な亀裂への浸透も可能
・改良体の強度特性(圧縮、曲げ)に優れる
・岩盤の亀裂へ浸透・発泡して地山の内部応力を高め、岩片間の結合力を強くする効果がある
・ライズタイムが早いため、逸走性が低く、ボルトや鋼管周辺の限定改良が可能
・強度発現が早いため(1時間で最終強度の80%以上)、施工後直ぐに掘削が可能
C)遮水性能に優れる(地盤の透水性を下げて恒久的な地下水の流入抑制が図れる)
・発泡固結体は独立気泡のため、高い遮水性を有する
・耐薬品性(アルカリ、酸)および耐久性に優れる
D)従来技術と同様な施工性・安全性
・トンネル作業員または普通作業員で施工が可能である
・掘削を進めながら施工が可能であり、薬液注入工に比べて工期短縮に繋がる
・「山岳トンネルにおけるウレタン系注入の安全管理に関するガイドライン 令和2年 東日本高速道路・中日本高速道路・西日本高速道路」に適合した安全性の高い材料である
E)具体的な工種
・トンネル前方または周囲の透水性を低下させ、掘削に伴う地下水の流入を抑制するプレグラウト工やポストグラウト工
・前方地山の安定化を目的とした注入式長尺先受工や長尺鏡ボルト工
・沈下や変位抑制を目的とした脚部補強工や側部補強工
・掘削補助工法に用いるウレタン系湧水抑制材
②従来はどのような技術で対応していたのか?
・掘削補助工法に用いるウレタン系シリカレジン
③公共工事のどこに適用できるのか?
・トンネル工事
・薬液注入工事
④その他
【技術概要】
・A液とB液の混合により反応固結する材料で、水と接触せずに反応した場合は気泡のない高強度(60MPa以上)な固結体を形成し、水と接触し反応した場合は発泡固結する
・地盤改良による補強効果とともに、トンネル周囲に遮水ゾーンを形成することが可能である
・「小土かぶり部などの河川・沢直下」や「破砕帯」などの出水帯において特に効果を発揮し、地質や湧水による掘削への影響を予防し、切羽作業の安全を確保するリスクマネジメントとなる
【技術特長】
A)止水・減水性能に優れる
・水と接触して発泡固結するため、水中での反応性が良く水みちの充填閉塞が可能
・疎水性を有し、高粘度かつ反応時間が早いため、湧水抵抗性に優れる
・圧力管理を併用することで被圧された地下水に対しても高い減水効果を発揮する
B)地山改良効果に優れる
・溶液型のため、微細な亀裂への浸透も可能
・改良体の強度特性(圧縮、曲げ)に優れる
・岩盤の亀裂へ浸透・発泡して地山の内部応力を高め、岩片間の結合力を強くする効果がある
・ライズタイムが早いため、逸走性が低く、ボルトや鋼管周辺の限定改良が可能
・強度発現が早いため(1時間で最終強度の80%以上)、施工後直ぐに掘削が可能
C)遮水性能に優れる(地盤の透水性を下げて恒久的な地下水の流入抑制が図れる)
・発泡固結体は独立気泡のため、高い遮水性を有する
・耐薬品性(アルカリ、酸)および耐久性に優れる
D)従来技術と同様な施工性・安全性
・トンネル作業員または普通作業員で施工が可能である
・掘削を進めながら施工が可能であり、薬液注入工に比べて工期短縮に繋がる
・「山岳トンネルにおけるウレタン系注入の安全管理に関するガイドライン 令和2年 東日本高速道路・中日本高速道路・西日本高速道路」に適合した安全性の高い材料である
E)具体的な工種
・トンネル前方または周囲の透水性を低下させ、掘削に伴う地下水の流入を抑制するプレグラウト工やポストグラウト工
・前方地山の安定化を目的とした注入式長尺先受工や長尺鏡ボルト工
・沈下や変位抑制を目的とした脚部補強工や側部補強工
10.施工方法
①準備⼯
・⾜場設置
ドリルジャンボのマンゲージを使⽤することが多い。
切⽻前にドリルジャンボをセットする。
・測量、マーキング
鋼管の打設位置を測量し、スプレー等でマーキングする。
・先⾏削孔
マーキングされた打設位置を、ドリルジャンボにより親⼦ビットを⽤いて300mm程度先⾏削孔を⾏う。
②打設⼯
・ガイドセルのセット
鋼管、ビット、ロッドの装着完了後、ドリルジャンボのガイドセルを所定位置、勾配にセットする。
・鋼管打設
鋼管、ロッドを順次接続しながら所定⻑の鋼管を打設する。
・ロッド、ビットの回収
打設終了後にロッド、インナービットの回収を⾏う。
③注⼊⼯
・⼝元コーキング
鋼管⼝元からの注⼊材のリークを防⽌するため、コーキング材、ウェス等により⼝元コーキングを⾏う。
・インサート管挿⼊
鋼管内にインサート管を挿⼊し、注⼊キャップホルダーを鋼管端部へ取り付ける。
・注⼊
インサート管に注⼊ホース、ミキシングユニットを取り付け、注入材(Stronger)を所定量注⼊する。
④後⽚付け
使⽤したドリルジャンボ、打設・注⼊資材を撤去する。
・⾜場設置
ドリルジャンボのマンゲージを使⽤することが多い。
切⽻前にドリルジャンボをセットする。
・測量、マーキング
鋼管の打設位置を測量し、スプレー等でマーキングする。
・先⾏削孔
マーキングされた打設位置を、ドリルジャンボにより親⼦ビットを⽤いて300mm程度先⾏削孔を⾏う。
②打設⼯
・ガイドセルのセット
鋼管、ビット、ロッドの装着完了後、ドリルジャンボのガイドセルを所定位置、勾配にセットする。
・鋼管打設
鋼管、ロッドを順次接続しながら所定⻑の鋼管を打設する。
・ロッド、ビットの回収
打設終了後にロッド、インナービットの回収を⾏う。
③注⼊⼯
・⼝元コーキング
鋼管⼝元からの注⼊材のリークを防⽌するため、コーキング材、ウェス等により⼝元コーキングを⾏う。
・インサート管挿⼊
鋼管内にインサート管を挿⼊し、注⼊キャップホルダーを鋼管端部へ取り付ける。
・注⼊
インサート管に注⼊ホース、ミキシングユニットを取り付け、注入材(Stronger)を所定量注⼊する。
④後⽚付け
使⽤したドリルジャンボ、打設・注⼊資材を撤去する。
11.歩掛・単価等
現場条件により工事費用は変動するため、現場ごとに積算致します。
12.適用条件
①自然条件
・気温10℃以上30℃以下
②現場条件
・注入機1台当りの設置スペースW1.8m×L1.05m(1.89㎡)
③技術提供可能地域
・技術提供地域については制限なし
④関係法令等
・消防法 : 別表第一の第四類第四石油類に該当
発行年 : 平成30年6月27日
発行元 : 日本国
遵守条件 : 第二条、第十条、第十一条の四
・気温10℃以上30℃以下
②現場条件
・注入機1台当りの設置スペースW1.8m×L1.05m(1.89㎡)
③技術提供可能地域
・技術提供地域については制限なし
④関係法令等
・消防法 : 別表第一の第四類第四石油類に該当
発行年 : 平成30年6月27日
発行元 : 日本国
遵守条件 : 第二条、第十条、第十一条の四
13.施工実績
発注機関 | 県内件数 | 県外件数 | |
---|---|---|---|
国、公団等 | 4 | ||
地方自治体 | 補助事業 | ||
単独事業 | 2 | ||
民間 | 4 |
県内での主な施工実績
発注者 | 工事名 | 施工年度 | CORINS登録番号 |
---|
県外での主な施工実績
発注者 | 工事名 | 施工年度 | CORINS登録番号 |
---|---|---|---|
国土交通省 | 阿蘇大橋上下部工工事 | 2019年 | |
国土交通省 | 五十猛トンネル | 2019年 | |
広島県 | 引宇根トンネル | 2020年 | |
和歌山県 | 鏡石トンネル | 2020年 | |
JRTT鉄道・運輸機構 | 祭礼トンネル | 2020年 | |
国土交通省 | 荒島第2トンネル西勝原地区工事 | 2021年 |
14.施工者
一般の建設業者で施工可能 |
15.技術提供企業
技術の名称 | ウレタン系湧水抑制材『Stronger』 |
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技術提供企業
代表
企業名 | 担当部署 | 担当者 | 住所 | TEL | FAX | |
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旭有機材株式会社 | 樹脂事業部 発泡材料営業部 | 戸羽 英太郎 | 東京都台東区上野3-24-6 上野フロンティアタワー21階 | 03-5826-8833 | 03-3834-7592 | eitaro.toba@asahi-yukizai.co.jp |
代表以外(県内企業)
企業名 | 担当部署 | 担当者 | 住所 | TEL | FAX |
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代表以外(県外企業)
企業名 | 担当部署 | 担当者 | 住所 | TEL | FAX |
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16.主な製造工場
製造工場名 | 担当部署 | 担当者 | 住所 | TEL | FAX |
---|
17.主な原材料産地
原材料産地名 | 取扱会社名 | 担当部署 | 担当者 | 住所 | TEL | FAX |
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18.県内活用技術参考写真
技術の名称 | ウレタン系湧水抑制材『Stronger』 |
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