「ESCON受圧板」の構造は、超高強度合成繊維補強コンクリートと鉄筋を組み合わせたＲＣ構造であり、硬化体組織が緻密であるため高耐久性能を有しており、厳しい環境下でも使用が可能である。また、超高強度合成繊維補強コンクリートを使用しているため、従来のコンクリート製受圧板よりも軽量・薄型となっており、工期の短縮および安全性の向上が期待できる。

①吊り上げ
ESCON受圧板重量と現場の作業半径に適合したクレーンを使用して吊り上げることを標準とする。
吊り上げは、ESCON受圧板に取り付けた吊り金具にワイヤーロープ等を通して行うものとする。
②据え付け
1)ESCON受圧板の据え付けにあたっては、地山との間に有害な隙間が生じないように地山を整形し
なければならない。不陸が大きい場合には別途不陸対策が必要となる。
2)ESCON受圧板を所定の位置に移動して固定する。

据付け工
構成人員 世話役：1人、ブロック工：1人、普通作業員：2人
積算は施工実績を参考に定めた「ESCON受圧板 設計・施工・積算マニュアル」(令和2年4月）による。
労務単価は令和4年度公共工事設計労務単価（基準額）を使用。
ESCON受圧板材料費は令和4年10月現在。

①自然条件
・特になし
②現場条件
・クレーンを用いた据付けは、作業半径等を考慮して適切に選定する必要がある。
・法面に不陸がある場合には適切な背面処理を行う。
③技術提供可能地域
・全国
④関係法令など
・特になし