【錆除去不要／赤錆存置の化学的除錆・防錆技術／インフラの長寿命化・コスト縮減を図る新工法】
〇素地調整⇒死膜、浮きサビのみを除去／膜厚250㎛以下の赤錆を残置・活用
〇素地調整の作業性向上や工期短縮等⇒大幅なコストダウンを実現（コスト縮減）
〇赤錆を安定な黒錆に錆転換・不働態被膜化⇒強固な防錆塗膜を形成（長寿命化）
〇従来技術は塩水噴霧試験1000時間未満⇒新技術は5000時間超の防錆性能を発揮
〇水性強力錆転換剤のみの簡易防錆処理⇒赤錆（腐蝕）の進行を中断（長寿命化）
〇簡易防錆処理から検査工程へ戻ること、本格施工の延伸、調整、平準化が可能
〇簡易防錆処理の重ね塗り（除錆・防錆）からでも段階的に重防食仕様へ移行可能

〇素地調整（下地処理）：旧塗膜の状態、赤錆や腐蝕の程度に応じて施工
　・死膜、油分、埃、浮きサビの除去及び活膜の目粗し程度：工法や使用工具は不問
　・手動工具（スクレッパー、ワイヤブラシ、ケレンハンマーなど）、適宜動力工具も活用
　・超高圧水洗（35～50MPa)活用：素地が湿っている状態でも強力錆転換剤の塗装可
　・250㎛以下の赤錆を残置・活用：有効な赤錆層は不働態被膜（防錆塗膜）に転活用
〇水性強力錆転換剤（セレクトコートＮ300：さびチェンジ）の塗装
　・ハケ、ローラー（中毛）、スプレーガンいずれも使用可
　・業務用充電式スプレーガンに水性強力錆転換剤を充填⇒スプレー式で噴射塗装可能
　・夏季1hr～冬季3hrの養生で重ね塗り可能⇒1年後でも重ね塗り可能
〇以降の施工要領は従来工法に準じる。

【歩掛表／新技術と従来技術の積算内訳資料】：添付ファイルのとおり。
〇素地調整：250㎛以下の赤錆を残置・活用、Ｒｃ－ⅢAの50％Ｒｃ－Ⅳ塗装系の平均値で計上
〇現場調査により旧塗膜の状況、発錆・腐食の状況に応じて見積り積算（Ｒｃ－ⅢCレベル）
〇浮きサビ（層状サビ、こぶ状サビ）なし、死膜なし、さび厚250㎛以下の状態⇒ほぼケレン不要
　水洗い、濡れたウェスで拭き取り程度の素地調整⇒現場の旧塗膜や腐蝕状況に応じて見積もる。
〇専用塗料等単価
N300:@87,000円／16㎏
E350:@72,000円／15㎏、同専用シンナー：@42,000円／15L(塗料の10％程度／汎用品使用不可）
S800:@96,100円／15㎏、同専用シンナー：@22,500円／15L(塗料の10％程度／汎用品使用不可）

〇片手で手動工具、刷毛、ローラーが取り扱える程度の作業スペースが必要
〇高所作業車バケット程度の作業スペースでも施工可能
〇（特に効果が高い）高温多湿、直射日光が厳しい海岸付近で、塩害が激しい地域
〇気温5℃以下、湿度85％以上、降雨や悪天候時、結露の恐れがある場合は施工できない。
〇表面塩分が、塗装時に50ｍｇ／㎡以上付着している場合は施工できない。
〇浮きサビ（層状サビ、こぶ状サビ）等暑さ250㎛超の赤錆が残存する部分には適用できない。
〇河川設備、港湾設備等のうち没水部へは適用できない。
〇容器の底から十分に攪拌、均質な状態の塗料を必要量を小出し、残余は容器に戻さない。
〇業務用充電式スプレーガンに水性強力錆転換剤を充填⇒スプレーのように噴射塗装可能
（道路パトロール時の簡易防錆施工や奥まった狭隘部に対する塗装に効果的）