宮崎県新技術等活用促進システム

技術登録内容

1.登録申請者

会社名スリーエム ジャパン株式会社
郵便番号・住所〒252-5285 相模原市中央区南橋本3-8-8
担当部署テープ・接着剤製品技術部
電話番号042-770-3108
FAX番号042-772-0405
E-mailyasuhirokoyama@mmm.com
ホームページURLhttp://solutions.3m.com/ja_JP/WW2/Country/?WT.mc_id=www.3m.com/jp

2.技術の名称等

技術の名称コンクリート保水養生テープ
開発年(西暦)2007年
開発体制単独
共同研究者
開発会社スリーエム ジャパン株式会社
開発会社と申請者の関係同一
県産品

3.技術の分類

区 分1 県内活用技術
区 分2 材料
分 類コンクリート工 養生材

4.キーワード

項目 コスト縮減 / 環境の保全 / 県内公共工事採用実績

5.国土交通省への登録状況

申請地方整備局名 登録年月日 登録番号 評価結果
中部地方整備局 2011年8月24日 CB-110014-VE 活用効果有り

6.特許等

特許番号 特許 第5067987 実用新案番号

7.制度等による証明

証明機関 証明番号 証明年月日
建設技術審査証明事業
その他

8.活用の効果

従来技術名 湿潤養生工法
経済性 向上 (20.62 %)
工程 同程度
品質・出来形 向上
安全性 向上
施工性 低下
環境 向上

9.特徴

 本技術は、全面粘着剤が塗布された養生テープである。 従来は、散水やシート等で養生していたが、水分の蒸発が抑制できなかったり、安定した養生状態を確保できなかった。 本テープを貼ることにより、十分な養生が確保されて保水性の向上、中性化防止等の効果がある。

10.施工方法

 1.コンクリート表面のチェック
 コンクリート表面が汚れていて保水養生テープが接着しにくい場合には、ほうきや濡れ雑巾などでコンクリート表面を清掃します。保水養生テープが接着しやすくなります。
 濡れの許容範囲は、目視で流水が無いことを確認して湿潤でも指で触って水分の移行が無い事を貼付可能の判断基準とします。
 2.保水養生テープの貼り込み
 ①貼り込み作業は、二人で行なうと効率的です。一人がテープを巻きだし、一人が貼り込み作業を行います。
 ②上端部に貼る場合は、保水養生テープは上部より5mm程度下げて、上部よりはみ出ないように貼ってください。
 ③貼り込み作業の際には、洗出しブラシ等で軽く貼りつけた後にゴムへらなどを必ず使用します。
 ゴムへらを使用して空気を抜くようにテープを貼ることできれいに貼ることができます。
 ④保水テープの貼り長さが長くなると、保水養生テープにシワがよりやすくなり、また斜めになってしまいやすくなります。約2~3m程度で適度に切断し、継ぎながら貼っていくときれいに貼ることができます。
 →保水養生テープを継ぐ時は、テープ同士を200mm以上重ねてください。
 ⑤養生が終了したらテープを剥がしてください。 テープは端部からめくる様に剥がして丸めていくとコンパクトになります。
 ⑥剥がしたテープは、夫々の自治体の指導に従って廃棄してください。
 【注意事項】
 保水養生テープを貼り込む際には、テープをきつく引っ張って貼らないよう注意してください。貼り込み後にテープが収縮して剥がれてしまうことがあります。
 保水養生テープを継ぐ時は、補強テープで補強することをお勧めします。保水テープがめくれにくくなります。
 また端部にてテープの密着が悪い場合も同様の処置をすることをお勧めします。

11.歩掛・単価等

 【地覆の概算施工単価(例)】
 20m(長さ)×0.4m(幅)×0.33m(高さ)の地覆 2列をモデルとした。
 コンクリート数量は2.64×2=5.28m3
 施工は2列を1日間で行う工程とした。
 【保水養生テープ貼り付けの概算施工単価(例)】
 施工は2列を1日間で施工する工程とした。
 =42.4m2(表・裏の2面×2列+天端面の1面×2列)。
 貼り付け量 1.05㎡/㎡
 保水養生テープ貼り付け施工費(当社算出歩掛)
 普通作業員 200m2/1名・日 42.4㎡/200m2/1名×13,500円=2,862円 普通作業員(大阪府2010年度)
 保水養生テープ剥がし施工費(当社算出歩掛)
 普通作業員 600m2/1名・日 42.4㎡/600m2/1名×13,500円=954円 普通作業員(大阪府2010年度)
 諸雑費(刷けなど工具、損料、廃棄処分費)
 材料費×3%
 35,616×3%=1,068円

12.適用条件

 ①自然条件
 本テープ貼り時の気温が0℃以上であること。
 雨天時でコンクリート表面を雨水が流れているようなケース、強風でシートがあおられてしまうようなケースでの施工控えること。
 ②現場条件
 脱型後の表面が埃等の付着で粘着しない状態でないこと。
 表面に流水が無く、湿潤であっても指で触って水分が移行しない程度の状態を確認する。
 ③技術提供可能地域
 技術提供地域については制限なし
 ④関係法令等
 特になし

13.施工実績

発注機関県内件数県外件数
国、公団等469
地方自治体補助事業324
単独事業
民間117

県内での主な施工実績

発注者工事名施工年度CORINS登録番号
九州地方整備局東九州道北川橋上部工(A2~P8)20112348018
九州地方整備局蔵元地区掘削築堤新設工事(函渠)2013
九州地方整備局細島港(外港地区)防波堤(南沖)ケーソン製作工事20124010563432
九州地方整備局細島港 外港地区岸壁(FDケーソン)2012

県外での主な施工実績

発注者工事名施工年度CORINS登録番号
九州地方整備局福岡3号 鞍掛高架橋外1橋補修工事2009
中国地方整備局斐伊川放水路分流堰建設工事20111260-6857Z
中国地方整備局芦田川山手橋下部その3工事20114006066692
九州地方整備局福岡208号沖端高架橋下部工2012
九州地方整備局別府湾 防波堤工事2013
九州地方整備局長崎497号 平尾橋上部工新設工事2012
九州地方整備局佐賀関防波堤2012
内閣府 沖縄総合事務局沖縄国道449号新本部大橋橋梁工事2012

14.施工者

一般の建設業者で施工可能

15.技術提供企業

技術の名称コンクリート保水養生テープ

技術提供企業

代表
企業名担当部署担当者住所TELFAXE-mail
スリーエム ジャパン株式会社 テープ・接着剤製品事業部 コンストラクションプロジェクト部 大嶋 達也 大阪市北区中之島6-2-40 中之島インテスビル18階 06-6447-4734 06-6447-3975 tooshima@mmm.com
代表以外(県内企業)
企業名担当部署担当者住所TELFAXE-mail
株式会社永和産業 営業部 宮崎市阿波岐原町産母126?3 0985-37-1525 0985-37-1550
株式会社シバタ 営業部 宮崎県宮崎市柳丸町112?2 0985-27-2704 0985-25-0210
岡部株式会社 営業部 宮崎県宮崎市桜町23-6 0985-29-4965 0985-32-4810
代表以外(県外企業)
企業名担当部署担当者住所TELFAXE-mail
福岡テープ株式会社 営業部 落合 隆由 福岡県福岡市博多区那珂3丁目2-4 092-411-3929 092-474-4938 fut@comel.or.jp
株式会社メタルワン建材 営業部 矢部 辰也 福岡県福岡市中央区天神2-12-1 天神ビル8階 092-721-2611 092-721-2624 tatsuya.yabe@mtlok.co.jp
株式会社仙台銘板 営業部 福岡県粕屋郡新宮町大字的野768-1 092-940-5200 092-940-5205
大洋製器工業株式会社 営業部 福岡県福岡市博多区井相田1-9-28 092-582-3918 092-582-5438
株式会社クズハ 営業部 福岡県粕屋郡粕屋町大字戸原135-1 092-938-6306 092-938-7411
山忠商店株式会社 営業部 大分県大分市大字皆春1520-1 097-521-3131 097-521-3141
株式会社日新マテリアル 営業部 鹿児島県鹿児島市山田町3398-4 099-275-0880 099-275-0880

16.主な製造工場

製造工場名担当部署担当者住所TELFAXE-mail

17.主な原材料産地

原材料産地名取扱会社名担当部署担当者住所TELFAXE-mail

18.県内活用技術参考写真

技術の名称コンクリート保水養生テープ
  • 2012年 九州地方整備局 東九州道 北川橋上部工(A2~P8)
    2012年 九州地方整備局 東九州道 北川橋上部工(A2~P8)
  • 2013年 九州地方整備局 細島港(外港地区)防波堤(南沖)ケーソン製作工事
    2013年 九州地方整備局 細島港(外港地区)防波堤(南沖)ケーソン製作工事
  • 2013年 九州地方整備局 細島港 外港地区岸壁(FDケーソン)
    2013年 九州地方整備局 細島港 外港地区岸壁(FDケーソン)
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