海岸(港湾)・河川沿いに隣接する施設・住宅などを守る防潮壁(又は堤防)の開口部に透明性の高いアクリル板材を組入れた窓枠を嵌め込み、平時には水面等の景観が眺望でき、特に高い防潮壁(又は堤防)で囲まれて場所においては閉塞感を解消し、更には採光効果が発揮できる。異常時には、水面の変状をいち早く確認し避難行動がとれる。

取付け方法
・場所打ちコンクリ-ト防潮壁に事前埋設枠の先付け
1、指定工場内において、設計寸法に製造されたアクリル板を窓枠に嵌め込んで組み立てる。また、事前埋設枠の製作。
2、事前埋設枠を製作工場より現地まで運搬。コンクリ-ト壁開口施工時に事前埋設枠を所定の位置に配置・固定する。
3、事前埋設枠取付完了
4、専用の架台（鋼枠）による架設、嵌め込み。
5、防潮壁用スリット窓を開口部(事前埋設枠)に取付けたインサ-トにボルト固定、トルクレンチによる最終締付確認。
6、コ-キクング打設「養生テ-プ貼付け→バックアップ材の挿入→プライマ-塗布→打設→仕上」。
7、防潮壁用スリット窓保護材(離形紙)の除去。
8、アクリル板表面の清掃→完了。

【見積条件】
1）防潮堤用スリット窓の取付け位置（水深、縦横配置）ならびに開口の寸法によりアクリル板厚が変化するので、その都度、見積とする。
2）運賃は除く（別途見積）。
3）防潮堤用スリット窓取付けに要する搬入路、作業ヤードは含まず。

※標準例として、開口部1600×500　アクリル厚30ｍｍの単価見積。

1）自然条件　
　特になし。
2）現場条件
　防潮壁(又は堤防)付近に作業スペ-スの確保ができる場所。
3）技術提供可能地域
　全国。
4）関係法令等　
　特になし。